薬学部

教育理念

医療人として豊かな人間性、高邁な倫理観を育み、薬学に関する先進的で高度な専門知識と技能を教授することにより、健康や福祉に関する社会の要請に呼応し、医療、衛生薬学、創薬などの幅広い分野において、研究面?臨床面で活躍できる人材を育成する。

教育研究上の目的

和歌山県立医科大学薬学部は、学修者本位の教育を志向する教育課程を編成し、学生が自律的に高度な専門性と深い学識、高度な教養と豊かな人間性、多様な国際性?地域性に対応できる優れた汎用力を身につけることによって、人類の健康の維持?増進や福祉の向上に向けた医療、衛生薬学、創薬などの発展や薬学研究の推進に貢献できる人材を輩出する。
 

【365体育app5年度以前入学生(教育目標)】

  • 薬学に関する幅広い専門知識と医療人としての使命感?倫理観を有し、高い実践能力を養い、医療の現場で活躍できる人材を育成する。
  • 医療現場での多職種協働に対応できる高い能力を備え、意欲的で協調性の高い人材を育成する。
  • 薬学の専門家として医療、衛生薬学、創薬などの領域で高度で専門的な知識と研究マインドを持った人材を育成する。
  • 科学的根拠に基づき判断?解決できる能力を有し、社会の要請に応じた活躍ができる人材を育成する。
  • 地域の医療、健康福祉及び予防医学の向上に寄与できる人材を育成する。
  • 国際的に薬学研究、臨床薬学において活躍できる人材を育成する。

 ディプロマ?ポリシー(卒業認定?学位授与の方針)

和歌山県立医科大学薬学部は、学修者本位の教育により、教育研究上の目的に掲げた人類の健康の維持?増進や福祉の向上に向けた医療、衛生薬学、創薬などの発展に貢献できる人材の育成を目指す。
こういった人材を輩出するために、以下の資質?能力を身につけ、学部規程に定める期間在学し、所定の単位を修得した学生に学士(薬学)の学位を授与する。

1.高度な教養と豊かな人間性

  1. 薬学専門領域にとどまらない幅広い知識と高度な複眼的な視点で人の健康に係る社会現象を的確に把握?解析し、深く考察することができる。
  2. 豊かな人間性、人の健康に貢献する強い使命感、医療人としての高邁な倫理観に基づいて、医療、衛生薬学、創薬などの発展に貢献することができる。

2.高度な専門性と深い学識

  1. 生命科学、創薬科学、社会?衛生薬学、医療?臨床薬学等の薬学専門領域の高度な知識と技能に根差した人の健康や豊かな社会の発展に貢献できる深い学識を身につけている。
  2.  薬学専門領域の高度な知識と技能を統合した科学的思考により、医療、衛生薬学、創薬における課題を的確に見出し、その解決を図ることができる。

3.優れた汎用力と研究能力

  1. 国際社会から地域社会にわたる人の健康に係る多様な課題に対応できる優れた汎用力を有している。
  2. 医療や保健衛生などの充実を通して、主導的な立場で地域医療の発展に貢献することができる。
  3. 高度な専門性と教養、優れた汎用力を発揮して、医療、衛生薬学、創薬などに係る国際的な薬学研究を遂行することができる。

【365体育app5年度以前入学生】

和歌山県立医科大学薬学部は、学修者本位の教育により、教育研究上の目的に掲げた人類の健康増進や福祉の向上に向けた医療、衛生薬学、創薬などの発展に貢献できる人材の育成を目指す。
こういった人材を輩出するために、以下の資質?能力を身につけ、学部規程に定める期間在学し、所定の単位を修得した学生に学士(薬学)の学位を授与する。

1.高度な専門性と深い学識
  1. 生命科学、創薬科学、社会?衛生薬学、医療?臨床薬学等の薬学専門領域の高度な知識と技能に根差した人類の健康や豊かな社会の発展に貢献できる深い学識を有している。
  2. 薬学専門領域の高度な知識と技能を統合した科学的思考により、医療?福祉?衛生薬学における課題を的確に見出し、その解決を図ることができる。
2.高度な教養と豊かな人間性
  1. 薬学専門領域にとどまらない幅広い知識と高度な複眼的な視点で人の健康に係る社会現象を的確に把握?解析し、深く考察することができる。
  2. 豊かな人間性、人類の健康に貢献する強い使命感、医療人としての高邁な倫理観に基づいて、医療?福祉?衛生薬学、創薬の発展に貢献できる。
3.高度な国際性?地域性と優れた汎用(的能)力
  1. 国際社会から地域社会にわたる多様性を尊重し、優れた汎用(的能)力を発揮することができる。
  2. 優れた汎用(的能)力を発揮して、地域における医療?福祉?保健衛生、創薬を主導できる。

カリキュラム?ポリシー(教育課程の編成?実施の方針)

【教育課程編成の方針:学修内容及び学修方法?評価】

和歌山県立医科大学薬学部は、ディプロマ?ポリシー(卒業認定?学位授与の方針、DP)に掲げた資質?能力を身につけるために、以下のように薬学教育プログラムにおける教育課程を編成し、実施する(カリキュラム?マップ参照)。

  1. 全科目をL.教養科目(語学を含む)、B.社会と薬学、C.基礎薬学、D.医療薬学、E.衛生薬学、F.臨床薬学及びG.薬学研究に分類し、DPの到達に向けた6年間の体系的なカリキュラムを構成する。
     
  2. 上記の体系的なカリキュラムにおいて、DP1(DP1-1, DP1-2)DP2(DP2-1, DP2-2)及びDP3(DP3-1, DP3-2, DP3-3)への到達を目指す最終科目をF.臨床薬学の「臨床薬学演習」(6年次開講)とG.薬学研究の「特別実習Ⅱ(卒業研究)」(5、6年次開講)とし、当該2科目での学修に関するパフォーマンス評価により、それぞれのDPに掲げた資質?能力への到達度の総括的評価を行う。
     
  3. L.教養科目(語学を含む)は、B.社会と薬学、C.基礎薬学、D.医療薬学、E.衛生薬学、F.臨床薬学及びG.薬学研究を学修するために必要な教養を身につけるリベラル?アーツと位置づけ、1年次に開講する。学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修を基本として、少人数での演習等を取り入れ、成績評価は、個々の科目について学修目標の到達度を筆記試験、レポート等での評価によって行う。学年進行にともない、適宜、L.教養科目領域におけるDP1-1及びDP1-2の到達度について、ルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。
     
  4. B.社会と薬学は、薬学人材、薬剤師に必要な人間性?社会性を育み、医療現場や地域社会における活動の基盤となる学修領域であり、各学年においてC.基礎薬学、D.医療薬学、E.衛生薬学、F.臨床薬学及びG.薬学研究の学修と並行して、体系的に科目を配している。学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修を基本として、演習によるPBL等により複眼的視点で課題を発見する能力を養成する。成績評価は、個々の科目について学修目標の到達度を筆記試験、レポート等での評価によって行う。学年進行にともない、適宜、B.社会と薬学の学修領域におけるDP1-1, DP1-2, DP2-1, DP3-1の到達度について、ルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。
     
  5. C.基礎薬学は、D.医療薬学、E.衛生薬学、F.臨床薬学及びG.薬学研究の学修に向けた科学的基盤となる生命科学領域であり、1年次から3年次前期までに体系的に科目を配している。学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修を基本として、演習を取り入れた講義や実習等により薬学の専門知識や技能について、概念的な理解を深める学修を進める。成績評価は、個々の科目について学修目標の到達度を筆記試験、レポート、実地試験等での評価によって行う。学年進行にともない、適宜、C.基礎薬学の学修領域におけるDP2-1, DP2-2, DP3-3の到達度について、ルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。
     
  6. D.医療薬学は、C.基礎薬学で修得した薬学の科学的基盤に基づいて、E.衛生薬学における保健衛生に係る課題の解決や、F.臨床薬学における薬物治療の実践に向けて、化学物質の生物作用や疾患、その薬物療法に関する専門知識と技能を修得する学修領域であり、2年次後期から3年次に体系的に科目を配している。学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修を基本として、演習を取り入れた講義や実習等により医療薬学領域の専門知識や技能について、概念的な理解を深める学修を進める。成績評価は、個々の科目について学修目標の到達度を筆記試験、レポート、実地試験等での評価によって行う。学年進行にともない、適宜、D.医療薬学の学修領域におけるDP1-1, DP1-2, DP2-1, DP2-2, DP3-1, DP3-2の到達度について、ルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。
     
  7. E.衛生薬学は、C.基礎薬学で修得した薬学の科学的基盤に基づいて、D.医療薬学と並行して、社会?集団における身体的、精神的な健康の維持?増進を科学する学修領域であり、2年次後期から3年次に体系的に科目を配している。学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修を基本として、演習、特に保健衛生上の社会的課題に関するPBLを取り入れた講義や実習等により衛生薬学領域の専門知識や技能について、概念的な理解を深める学修を行い、問題解決能力の養成を進める。成績評価は、個々の科目について学修目標の到達度を筆記試験、レポート、実地試験等での評価によって行う。学年進行にともない、適宜、E.衛生薬学の学修領域におけるDP1-2, DP2-1, DP2-2, DP3-1, DP3-2の到達度について、ルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。
     
  8. F.臨床薬学は、B.社会と薬学、C.基礎薬学、D.医療薬学、E.衛生薬学で修得した専門知識と技能を生かして、薬物治療の個別最適化に向けた統合とその医療現場での実践を図る学修領域である。本領域の科目は、1年次の早期体験学習?社会薬学系科目から、4年次後期の実務実習事前学習、5年次の薬局?病院実務実習、6年次の実習後の臨床薬学科目まで体系的に配している。学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修を基本として、5年次の薬局?病院における薬物治療に係る実務実習、実務実習前及び実務実習後の演習、特に薬物治療に関するPBLを取り入れた講義等により、薬物治療、臨床薬学領域の専門知識や技能について、概念的な理解を深める学修を行い、臨床実践能力、問題解決能力の養成を進める。成績評価は、「臨床薬学演習」以外の個々について科目の学修目標の到達度をルーブリック、レポート、実地試験等での評価によって行う。学年進行にともない、適宜、「臨床薬学演習」以外のF.臨床薬学の学修領域におけるDP1-2, DP2-1, DP2-2, DP3-1, DP3-2の到達に向けてルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。
     
  9. G.薬学研究は、B.社会と薬学、C.基礎薬学、D.医療薬学、E.衛生薬学で修得した専門知識と技能を生かして、一部F.臨床薬学の学修と並行して、薬学的課題を科学的に探究する研究能力の養成と研究の実践を進める学修領域である。3年次後期からから6年次に配した特別実習Ⅰ及び特別実習Ⅱからなり、学修環境?学修方法としては、学生による自律的な学修として、各自の研究テーマについて研究活動を行うことにより、研究能力の修得を進める。研究活動の中で科学論文の作成?発表を重視し、特に薬学専門教育科目と位置づける「薬学英語Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ」で身に付けた実践的英語能力を基盤に、「特別実習Ⅱ」では英語科学論文の作成を図る。成績評価は、「特別実習Ⅰ」について学修目標の到達度をレポート、卒業論文、卒業論文発表等での評価によって行う。これと並行して、「特別実習Ⅰ」の学修によるDP1-2, DP2-1, DP2-2, DP3-1, DP3-3の到達度について、ルーブリック等を用いた評価(自己及び教員による形成的評価)を行う。

【学修成果の評価の在り方】

DP1、DP2及びDP3への到達度を測る最終科目をF.臨床薬学の「薬学特別演習」とG.薬学研究の「特別実習Ⅱ(卒業研究)」とする。このうち、DP1(DP1-1, DP1-2)、DP2(DP2-1, DP2-2)及びDP3(DP3-1)は「臨床薬学演習」及び「特別実習Ⅱ(卒業研究)」の学修修了時に評価し、DP3(DP3-2)は「臨床薬学演習」の学修修了時、DP3(DP3-3)は「特別実習Ⅱ(卒業研究)」の学修修了時に評価する。

これらの到達度評価は、「臨床薬学演習」については ① 臨床薬学演習最終試験及び ② 該当するDPの到達度に対するルーブリック評価によって行い、「特別実習Ⅱ(卒業研究)」については ① 卒業論文、② 卒業論文発表及び ③ 該当するDPの到達度に対するルーブリック評価によって行う。

この2科目に体系的につながるL.教養科目(語学を含む)、B.社会と薬学、C.基礎薬学、D.医療薬学、E.衛生薬学、F.臨床薬学及びG.薬学研究の学修領域においては、学年進行にともない、適宜、ルーブリックを用いた学生による自己評価及び教員による評価を該当するDP到達の形成的評価として実施することによって、学修の改善を図る。こういったパフォーマンス評価を体系的に進める。

【365体育app5年度以前入学生】

和歌山県立医科大学薬学部は以下の教育を通じて社会に貢献できる医療人を育成する。

  1. 社会人として必要な教養とともに、医療人として必要な倫理観、共感的態度、コミュニケーション能力、ケア?マインドが育成できるよう、早期体験や医療福祉施設での参加型による教育
  2. 薬学に必要な自然科学、人文、社会科学及び外国語に関する教養を修得できる教育
  3. 薬学教育モデル?コアカリキュラムに準拠した「基本事項」、「薬学と社会」、「薬学基礎」、「衛生薬学」、「医療薬学」、 「薬理?病態、薬物治療」、「薬学臨床」、「薬学研究」などの薬学の基盤となる領域から専門領域まで着実に身につけることができる教育
  4. 実務実習において薬局、病院や在宅の場で参加型実習を行い、臨床実践能力が獲得できる教育
  5. 地域実習及び国際交流を積極的に行い、広い視野を養い、地域社会及び国際社会で活躍できる資質を修得できる教育
  6. 卒業研究を通して、研究能力や問題解決能力が獲得できる教育

アドミッション?ポリシー(入学者受入れの方針)

【求める人物像】

(1)科学的探求心と豊かな人間性?高邁な倫理観を希求する人

薬学を志す人には、旺盛な科学的探求心とともに豊かな人間性、高い倫理観が必要です。豊かな感性と高邁な人間性を常に求め、社会と深く関わり、高い倫理観を磨こうと努める人を求めます。(主体的に学習に取り組む態度)(判断力?表現力)

(2)薬学を修得するための幅広い能力を有する人

薬学の修得には、自然科学のほか人文?社会科学に関する学問の修得も必要です。そのためには高等学校で学習する全科目にわたって基礎的な学力を身につけていなければなりません。それに立脚し、自然?人間?社会に関する幅広い理解と知識を獲得しようとする向学心と問題解決能力を持つ人を求めます。(高校での履修教科全般における基礎的な知識?技能)(思考力)

(3)コミュニケーション能力と指導力を備えた協調性の高い人

薬剤師には医療チームの一員として患者および家族と十分にコミュニケーションできる能力が必要です。医療人として自己研鑽ができ、自己の理念を堅持するとともに協調性に優れ、指導力を発揮できる人を求めます。(主体的に学習に取り組む態度)(判断力?表現力)

(4)地域医療に関心があり、国際的視野を希求する人

本学は県民の医療を支えるとともに、国際的にも活躍できる医療人を育成します。地域医療への奉仕に励むとともに地球規模で医療を俯瞰し国際社会で活躍する医療人になることを目指す人を求めます。また薬のスペシャリストとして医療機関、製薬企業、研究?教育機関、行政機関など幅広い分野で活躍する意欲のある人を求めます。(主体的に学習に取り組む態度)(思考力?判断力?表現力)

【入学者選抜の基本方針】

○学校推薦型選抜

大学入学共通テスト、高等学校長の推薦書、調査書、自己推薦書及び面接試験を課し、本学薬学部のディプロマ?ポリシー及びカリキュラム?ポリシーを踏まえ、入学者に求める能力?資質やその評価方法を「学力の3要素」と関連付け、多面的?総合的な評価による選抜を実施します。

 ○一般選抜(前期日程)

大学入学共通テスト、個別学力検査及び面接試験を課し、本学薬学部のディプロマ?ポリシー及びカリキュラム?ポリシーを踏まえ、入学者に求める能力?資質やその評価方法を「学力の3要素」と関連付け、多面的?総合的な評価による選抜を実施します。

【選抜方法と、資質?能力との関係】

求める人物像の資質?能力を適切に評価し選抜を行うために、

1.学校推薦型選抜においては、以下の方法を用いて上記の資質?能力を評価し、判定します。

   大学入学共通テスト:(2)
   個人面接:(1)(2)(3)(4)
 調査書?自己推薦書?学校長による推薦書:(1)(2)(3)(4)

2.  一般選抜においては、以下の方法を用いて上記の資質?能力を評価し、判定します。

 大学入学共通テスト:(2)
   個別学力検査:(2)(3)(4)
   個人面接:(1)(2)(3)(4)
 調査書?自己推薦書:(1)(2)(3)(4)

関連情報

  • 入学を決めた理由
  • リンクバナー夢ナビ
  • テレメール全国一斉進学調査
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